今の私の生き方や考え方は、この経験から出来上がりました。

私は元々、人の噂話などにあまり興味もなく、周囲の人たちの人間関係にもそれほど関心がありませんでした。

ですので、誰と誰が仲が悪いなどといった情報を全く知りませんでした。

ある日、同じクラスの女子が私に話しかけてきました。

実は先日こんなことがあり、部活のみんなから無視をされていてとても辛いんだというような話でした。

私は純粋に、その子がかわいそうだなという気持ちを持ちました。

しかし、噂話などに興味のなかった私は、その子の話をきっと全部しっかりとは聞いていなかったのかも知れません。

その子が「誰にも言わないでね」と言った言葉をすっかりと聞き逃していました。

ただ、その子がかわいそうだなという感想を持ちました。それだけでした。

別の日に、他の子と全く違う話をしていた時にふと、そういえばAさん、部活のみんなから無視をされているらしくてかわいそうに思ったよと、悪気は全くなく、その話題に触れてしまいました。

その日から、とんでもない地獄の日々が始まるとは思ってもいませんでした。

Aさんを無視していたグループから、今度は私がターゲットとなりボスのような存在が、私を徹底的に無視するようにクラス全員に呼びかけをし、守らなかった人は、次回のターゲットにされるため、それを恐れ、みんなボスの指示通り私への無視が始まりました。

悪気はなかったものの、他の子にその話をしてしまったのは私であり、「誰にも言わないでね」の言葉も聞き逃し、完全に私の不注意でこのような厄介なことに巻き込まれてしまいました。

結局1年くらいずっと全クラスメイトから無視をされ続けて、大変つらい学生時代を送りましたが、私はいつも心の中に「一生続くわけでなない」を言い続けて耐えました。

そして、余計なことは絶対に人に言わない。他人のことに干渉しない。

触らぬ神に祟りなしを自分の座右の銘とし、その気持ちは今でもずっと持ち続けています。

必要最小限のコミュニケーションに留め、他人とは一定の距離を持って生活をしています。

私の中の悲しい思い出ではありますが、あの時の思いは忘れずに今の生活を送っています。